ゆるメモ

同人ゲーム制作に役立ちそうな事や思った事をメモしています。

極力お金を掛けずに、トールケースパッケージのゲームを作る【1】


……。


あの、えーっと……ねーやん?


燃え尽きたわ……真っ白にね……。


だ、大丈夫?



だ、大丈夫! 
体力は使い果たしたけど、萌えは十分吸収したわ!!


そっか、よかったね。
私もイベントとか出てみようかなあ…。

あら!
まあ子もついにサークルデビューしちゃう?
これから涼しくなるし、イベントに出るにもいい頃合いかもね。

えへへ、そうかな?
せっかくイベント出るならきちんと印刷してトールケースとかで作品売ってみたいな。
でも、アルバイト頑張ってもそこまでお金貯まるかなあ…。

も〜、やる前からそんな弱気でどうするの!
しょうがないわね。ここは私が極力お金を掛けずにトールケースのパッケージのゲームを作る方法を教えてあげるわ。


ほんとに!?

そのためには自分で色々やらなきゃいけないわよ。
今回は、ゲームのジャケットや盤面の入稿に必要な印刷の最低限の知識を解説してくわね。

入稿のための基礎知識

同人ゲームの作り方:その21にもありますが、ゲームの盤面やジャケットは印刷物なので、データ作成・入稿には印刷の知識が必要不可欠。解像度・カラーモード・断ち落としなどを理解していないと正確なデータを作ることは難しいです。

解像度

デジタル画像のきめ細かさのことをいいます。dpi(dots per inch、ディー・ピー・アイ)という単位で現されます。一般的に、インターネットの画像(画面に表示される画像)の解像度は72dpi。
印刷物のカラーは350dpi。モノクロは600dpiの解像度が適切だと言われています。
ジャケット・盤面データを作成する場合はカラーなので350dpiの解像度が必要です。

カラーモード

データには、印刷に適したカラーモードがあります。カラーには、RGBカラーとCMYKカラーの二つがあり、印刷物を作成する際には、CMYKカラーを選択します。
CMYKは、シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの事で、これは印刷に用いる版の色を指しています。

断ち落とし

印刷物を裁断する際に、どうしても多少の誤差が出てしまいます。余白が出るのを回避するために実際の印刷サイズよりも、上下左右三ミリ程度はみ出させて配置させることをいいます。
例えば、A4サイズ(210×297ミリ) の印刷物を作る場合なら、上下左右3ミリ幅を足して216×303でデータを作成する必要があります。



まだまだあるけど、最低限これを押さえておけば何とかなるかしら。


うええ、なんか難しい気がする…

同人をやるのなら、ある程度の印刷知識は必要よ。
初めは戸惑うかもしれないけど、やってくうちに分かって来るから
大丈夫、大丈夫♪

参考サイト

印刷・製本・DTP用語集
画像解像度について



次回につづくわ!